発掘について
平成7年度から、国の補助を受け20年計画で発掘や石積みの修復等の保存修復事業を実施して、遺物から13~15世紀頃の中国製陶磁器、地元産のグスク土器などの生活用品や、弓矢のヤジリ、刀のツカ、石製の銃弾等の武具類が出土しています。
また、三の郭増築以前のものと思われるかまどの検出、特に北の郭のウフガー(大井戸)周辺の調査により井戸の余分な水を処理する排水施設の暗渠(おおいをした水路。灌漑・排水のために地下に設けた溝。)が検出されたのは県内の城跡では中城城跡が初の事例だろうと言われています。今後発掘が進むにつれ中城城跡の歴史が次々と解明されていくものと期待されます。